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  公園で見つけた蝶。黒地に水色の模様がひかめえめに入ったルリタテハというとても美しい蝶だった。


 池の柵の上に止まって、羽を開いり閉じたりして私が近づいても逃げずに美しい羽を観察させてくれた。


 そんな蝶を見て気づいた事がある。蝶の羽は閉じているときは敵から身を守るために周囲に擬態したとても地味な茶系の色合いで、あまり美しいとは言えない。けれどひとたび羽を開くとまるで別人のようにこれでもかと美しい本当の姿を現す。


 これは人間の精神的な面にも繋がっていて、私達が自分をオープンにする事を恐れて自分を抑えて生きているとき、蝶の羽が閉じているときのように周囲に擬態して目立たずにあまり美しくない。それはそれで周りと一体になっていて悪いことてではないけれど、羽を広げてオープンマインドになったとき、私たちの美しさが全面にでて周りの景色に花を添える事になる。


 私なんかが目立つなんて気が引ける。私は周りと同じことをやってけして目立ってはいけないんだ。そんな風に思ってしまいがちだ。


 けれど蝶が羽を開いて美しく舞う姿を嫌う人はあまりいない。美しい羽を見ていい気分になる人がほとんどだろう。

だから私たちも本音で自分自身を生きる事をためらわないでいれば、私たちの本来の美しさは周囲の人を幸せにする力も持ち合わせるのかもしれない。


 それから蝶が羽を開いたり閉じたりするとき外側の羽も内側の羽も見える、つまり一見美しくない部分も美しい部分も両方あって蝶という存在が成り立つという事。けして美しいだけでは成り立たない。

 

 私たちにも自分の認めたくない、闇の部分があって、それも含めた存在であってそれでいいという事。


 自分の闇も光もオープンにしていきたいなと蝶を見て感じた気づき。