図形の意味を考える

 私は算数や数学が昔から苦手と感じていて、小学生の頃算数セットという悪魔の箱を見るだけで涙目になっていたくらいの苦い思い出のある教科だった。


 それなのに何故タイトルが「図形の意味を考える」なのかというと、唯一図形と証明は好きだったからだ。


 形やデザインを見て何故こんな形をしているんだろうと考えると面白い。


 例えばハート型、上の部分は二つに割れているけれど、下の部分はつままれたように閉じている。

 

 これはこの世界そのものを表しているように感じる。

上部は分離、二極を現していて、下部は統合されているワンネス。そしてハートの形全体でひとつ。つまり矛盾が同居した世界。

 

 分かれていると同時に繋がっている世界。それがこの図形に表されているんじゃないか。


 こんな風に考える事が謎解きのようで面白い。 何故生まれてきたのか。なぜ宇宙が出来たのか、確かな事がわからない世界で生きている中、何かそれを解明するヒントが散らばっている気がして、ミステリーサークルや、黄金比、古代から伝わっている図形、新生幾何学に興味が沸く。


 何かを伝えるとき言葉や文字で感覚的なものを伝えるのは大変だけど、図形ならシンプルに一度に沢山の情報を含ませる事ができる。しかも文字や言葉は国によって異なるが図形や数字は世界で共通の認識だから。


 世界にヒントが散りばめてあって気づく人は気づいて世界についてより知った状態でこの世を生きるという楽しみ方ができるようになるんじゃないのかなと思う。